南紀勝浦温泉 ホテル浦島

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1161 Tel:07355-2-1011
http://www.hotelurashima.co.jp/


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勝浦温泉を代表する「ホテル浦島」には、有名な「忘帰洞」をはじめ、泉質の異なる様々な温泉が湧いている。その多くは日帰りでも入浴可能なので、湯あたり覚悟で全ての温泉に入ってきた。

「ホテル浦島」へは、勝浦港からホテル専用の船に乗って行く。この時点で、既にもう完全な旅行者気分である。
「ホテル浦島」は半島の一角を占める巨大ホテルであり、本館の他に、山上館、ごんど館、日の出亭..といった様々な建物に分かれている。そして、それらの建物全てが屋内でつながっているのだ。

船はまず、本館前の桟橋に着く。フロントで入浴料を払い、タオルを貰う。これで計6つの浴場に入ることができるので、この値段(1,000円)は安すぎる!

忘帰洞

まずは、最も有名な「忘帰洞」に向かう。これは皆様お馴染みの天然洞窟風呂である。広さ1,000平方メートル、高さ22メートルという巨大な洞窟で、その中に風呂がある。
洞窟の外は海で、波の音が反響している。薄暗い洞窟内と、真っ青な海のコントラストが、美しく神秘的である。

湯は青白く白濁しており、灰色の湯の花も多数浮遊している。また強い硫黄臭があり、舐めると少し塩辛い。
風呂からは湯が豪快に溢れまくっており、これはどう見ても完全な掛け流しだが、掲示によると一部循環併用とのこと.. 意外である。

「忘帰洞」という名前は、昔の紀州藩の殿様が、あまりの景色の美しさに帰ることを忘れてしまった、という言い伝えに由来している。確かに、この温泉であれば、いつまで入っていても飽きることがない。ただ私は、このあと、まだ5つの風呂に入らなければならないので、ほどほどにして次に向かった。

山上館 狼煙の湯

次に入ったのが「山上館 狼煙の湯」である。山上館は、その名の通り山の上にある。本館は海に面しているのだから、当然、山を登らなければならないのだが、その手段が何とエスカレータなのである。屋内に造られたエスカレータの長さは150m以上! 所要時間は6分弱.. こんなに長いエスカレータは初めて見た。東京の地下鉄で、新しい路線ではかなり長いエスカレータがあるが、そんなのは比ではない。その何倍あるだろうか..

「狼煙の湯」は、さすがに頂上にあるだけあって、露天風呂からの眺めが素晴らしい。ただ残念なのは、風呂は陸地側にあるため、太平洋の大海原を見ながらの入浴ができない。どうせなら反対側に造れば良かったのに..

湯は青っぽい微白濁。硫黄臭、塩味、そして灰色の湯の花があり、どうやらこれは「忘帰洞」と同じ源泉を使っているものと思われる。

はまゆうの湯、滝の湯

エスカレータで下り、本館に戻る。次は「はまゆうの湯」に向かう。ここには、落ち着いた内湯と露天風呂があるのだが、何と言っても温泉の湯が凄い。かなり濃い白濁湯で、湯船に浸かると胸が見えないくらいである。強い硫黄臭があり、塩辛さも感じる。

他の浴場に比べると地味なので、あまり人気がなく、私の入浴中は誰も入ってこなかった。落ち着いて温泉を楽しめる浴場である。

玄武洞

船着場から見ると、半島の裏側に位置する「日昇館」にある洞窟風呂。「忘帰洞」と同じような造りだが、「忘帰洞」をひと回り小さくしたような感じである。

湯は青味がかった白濁で、強い硫黄臭と塩辛さを感じる。湯は間欠泉のようにゴボゴボと湧き出しており、そのままザバザバと豪快に溢れ出す.. そう。ここでは完全な掛け流しが実現されているのだ。

洞窟の外はやはり海なのだが、洞窟の口が小さいので、光があまり入ってこない。そのため、「忘帰洞」より更に薄暗く、神秘的な雰囲気を醸し出している。私は、「忘帰洞」よりもこちらのほうがお気に入りである。

磯の湯

同じく「日昇館」にある内湯。ホテル浦島の中では最も小さな浴場で、落ち着いた雰囲気である。

浴槽は木造りで、湯は無色透明の食塩泉。塩辛さを感じる。

ごんど浴場

「ごんど館」という名の建物にある内湯。(「ごんど」の意味は不明..)

内湯ではあるが、窓からは海が眺められ、明るく開放感に溢れている。湯は無色透明で塩辛く、少し硫黄臭を感じる。

なお現在では、この「ごんど浴場」はなくなっており、代わって「なぎさ元湯」という露天風呂が新しくできている。
 泉質
忘帰洞: 含食塩硫化水素泉 54.0度
山上館 狼煙の湯: 含食塩硫黄泉 68.7度
はまゆうの湯: 不明(おそらく硫黄泉)
玄武洞: 食塩泉 41.0度
磯の湯: 食塩泉 45.8度
ごんど浴場: 含食塩硫黄泉 57.0度
 日帰り入浴情報
9:00〜19:00 無休 1,000円
 アクセス
JR紀勢本線紀伊勝浦駅から徒歩5分の勝浦港観光桟橋からホテル専用の船に乗船。
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ホテルへは船で向かう


忘帰洞


山上館へのエスカレータ


山上館 狼煙の湯(1)


山上館 狼煙の湯(2)


山上館から見下ろす勝浦港


滝の湯の露天風呂


玄武洞

 
初入湯年: 1999年
 (最終更新日: 2009年12月)