那須温泉郷
那須湯本温泉 鹿の湯

栃木県那須郡那須町大字湯本
http://www.nasuonsen.com/higaeri.stm


《那須温泉郷での宿泊予約は こちら から》
那須湯本温泉を代表する共同浴場で、民宿街の最奥に位置する。ここは、かなり人気があるので、朝8時の営業開始と同時に多くの入浴客が訪れる。特に休日であれば、9時頃には既に満杯状態となってしまう。
建物は結構大きく、浴場は相当年季の入った木造り。昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残していて、たいへん好感が持てる。

浴室に入ると、まず頭にお湯をかけるのが、鹿の湯スタイルなのだそうだ。多い人は100回以上もかけるらしく、ひしゃく持参の人までいる。
浴室内には6つの浴槽があり、手前から順に、41度、42度、43度、44度、46度、48度と、温度が高くなっていく。
まずは最もぬるい41度の湯船に入って体を慣らし、1つずつ熱い方へとチャレンジしていく。はっきり言って、44度までは楽勝である。湯が凶暴になるのは46度からだ..

この最も奥にある2つの浴槽(46度と48度)は、常連おやぢ達が湯船の周りをグルリと取り囲み、何やら異様な雰囲気.. しかも、みんな「マイ砂時計」持参で、きっちり時間を計りながら入浴している。
素人にはちょっと近寄りがたい感じだが、せっかくなので、常連達の間に割り込んで入浴をトライしてみた。46度は確かに熱い。しかし東京の銭湯と別府の共同浴場で鍛えられた私にとっては、なんとか許容範囲だ。これなら3分ぐらいは入っていられる。

次に48度の方に入ろうとすると、取り囲んでいた常連おやぢ達が一斉に、「駄目駄目っ!」と注意する.. なんでもこの48度の湯船では、湯への出入りは3分ごと、それも同時に行なわなければいけないという「常連ルール」があるそうだ。つまり誰か一人でも湯に浸かっている間は、別の人は入る事も出る事も許されない.. 理由は簡単で、湯が揺れると熱くて熱くて入っていられなくなるからだ。

前の人があがって常連のお許しが出たので、恐る恐る入らせていただく。皆さん、気を使ってくれたようで、私以外には誰も入らなかった。(誰かが一緒に入ると、きっちり3分間は出られないことになるので..)
常連の一人が砂時計をひっくり返して、時間を計ってくれる。が.. 熱い... むちゃくちゃ熱い... 20秒もすると、全身が痺れ、痛ささえ感じるようになる。とてもじゃないが、人間の入れる温度ではない。

なにぶんにも、湯に浸かっているのは私ひとりなので、周りの常連達の視線は全て私に向いている。何とか3分は頑張りたかったが、やはり全然無理であった。わずか1分ほどでリタイア.. おやぢ達に「ハッハッハッ〜」と笑われたが、これが人間の限界であろう。

私が出たあと、代わって一人の常連がソロリと湯に入る。そして目をつぶってじっと3分間、耐えている.. それだけでも驚きなのに、まだ熱さが足りないのか、どこからかパイプを調達してきて、源泉につないで注ぎ込んでいる!! こいつら、妖怪かもしれない...

湯は乳白色で、強い硫黄臭あり。ph2.5の強い酸性だが、意外と肌に優しく、包み込まれるような、入り心地の良い湯である。

常連達が我が物顔で取り仕切っている高温湯は、一種独特の雰囲気で、確かに違和感はあるものの、彼らも色々気を使ってくれ、また、聞けば何でも教えてくれる。おかげで楽しい経験ができた。
ただ、それ以上に気になったのが人の多さである。人気の施設だから、まあ仕方ないのだが、あまりにも混みすぎている。私は休日に訪れたので、浴室内は、もう人だらけの状態.. ゆっくり落ち着いて入浴できないのが残念である。
 泉質
酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 68.4度
 日帰り入浴情報
8:00〜17:00(11月から3月は〜16:00) 無休 400円
 アクセス
JR東北本線黒磯駅から那須温泉/那須ロープウェイ行きバスで約35分、「那須湯本」バス停下車。
|戻る|

スパミシュラン 栃木県の温泉

JAL日本航空 先得







外にある泉源のひとつ

 
初入湯年: 2004年
 (最終更新日: 2004年12月)