かやの湯

埼玉県大里郡寄居町秋山480 Tel:0493-82-1260

秩父への玄関口、寄居町にある鉱泉。山の中にひっそりと佇む一軒宿で、まるで隠れ里のような雰囲気..

「鉱泉民宿」と名乗っている通り、ここはれっきとした宿なのだが、日帰り入浴も気軽に受け付けてくれている。また、近在の人達の宴会などにもよく使われているようだ。

浴場は、母屋にある小さな内湯と、別棟の湯小屋にある岩風呂の2ヶ所。ただし、母屋の内湯は昼の間はお湯を張っていないようで、日帰りでの利用はできない。萱(かや)の木で造られた、なかなか趣きのある湯船だそうだ。

外の湯小屋は比較的新しそうな建物である。巨大な岩を配した立派な風呂で、鄙びた粗末な湯船を想像していた私は、ちょっとびっくりしてしまった..
窓が大きく、また、天井はビニールトタンなので、まるで露天風呂のような開放感がある。窓を全開にすると、自然の風が心地良い..

湯は無色透明無味無臭。実はここ、「鉱泉」とは言っているものの、現在の温泉法上では温泉と認められていないのだ。
昭和47年に中央温泉研究所が行なった分析の結果が掲示されていたが、残念ながら温泉には非該当で、表示も「水1種」とのこと。

でも、ここは400年以上も昔に発見された歴史ある鉱泉で、皮膚病を始め、胃腸病や神経痛などに良く効くと言い伝えられてきた霊泉なのである。
近くにあった鉢形城の城主、北条氏の隠し湯とも言われている。

ただの井戸水でないことは、入浴すれば一目瞭然。藻のような緑っぽい湯の花が大量に舞うその湯は、まごうことなき「鉱泉」である。
温泉法上は温泉でないとしても、私が「温泉」と認定させていただきたい。

湯温がぬるめに設定されているので、のぼせることなく長湯を楽しめるのも有難い。私は1時間ほど入っていたが、その間、他に誰も客は来ず、のんびり独占湯を満喫させてもらった。

浴後、蕎麦を食した。大広間のような所で食べるのかと思っていたら、ちゃんと個室をあてがってもらい、落ち着いて食事を楽しむことができた。蕎麦も手打ちで、なかなか旨い。

女将さん(と言うより、民宿のおばちゃん)も親切で愛想が良く、いや〜、大いに気に入った!

私の評価は星4つになっているが、これは湯が掛け流しではないから。家庭用の24時間風呂のようなシステムで湯を循環利用しており、消毒もされているためだ。

でも、私の本心としては、限りなく星5つを付けたい! そんな素晴らしい鉱泉宿であった。
少々遠いが、東京からでも充分日帰り圏なので、ぜひ行ってみられることをお奨めする。私も、ぜひまた再訪してみたいものだ。
 
 泉質

不明(水1種)

 
 日帰り入浴情報

10:00〜18:00 水休 500円

 
 アクセス

東武東上線、JR八高線寄居駅から和紙の里行きバスで約10分、「かやの湯前」バス停下車すぐ。

 
|戻る|

スパミシュラン 埼玉県の温泉

JAL日本航空 先得



山の中の一軒宿である


玄関


湯小屋の入口


ハンパじゃない巨岩の岩風呂


私が頂いた山菜そば


道路からの入口

 
  初入湯年: 2010年
  (最終更新日: 2010年9月)