星山温泉
稲龍神山スポーツランド

神奈川県三浦郡葉山町下山口230 Tel:0468-78-8377

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ここは、湘南の秘湯として知る人ぞ知る温泉である。山の中にひっそりと湧く鉱泉なのだが、途中、看板がどこにも出ていないので、まず道が判らない。
私もだいたいの情報を仕入れて行ったのだが、しっかり道に迷ってしまった.. 途中2回、道を聞いて、ようやく辿り着いた所は、スポーツランドとは名ばかりで、山の中にバラックのような小屋が点在するだけの鄙びまくった温泉であった。

おそらく温泉を沸かす薪なのだろうが、いたる所に廃材が積み上げられ、言葉は悪いがまるでゴミ捨て場のような雰囲気である。小屋の壁には訳の判らない文が一杯書かれていて、見るからに怪しい...
まさに私好みの「秘湯」である。こういう温泉では、湯に入る前から、もうワクワクしてしまう。

このような、一切宣伝をしない怪しげな温泉の主人は、偏屈な頑固おやじであることが多いものだが、ここで迎えてくれたのは、物腰の柔らかい、人の良さそうな主人であった。

浴室は2つあり、それぞれ薪で沸かした湯とボイラーで沸かした湯である。やはり薪の方が人気があるようで、先客が既に待っており、しばらくしないと入れないとのこと。ボイラーの方ならすぐに入れる、ということで、私はボイラーで沸かした湯に入った。

浴室は粗末な湯小屋で、ほとんど板をたてかけただけの造りだ。トタン屋根の天井は低く、そんなに背が高くない私でも、立つと頭がつかえてしまう。それでも中は清掃が行き届いており、清潔なのが嬉しい。
そんな浴室にあるのは、家庭用の小さなステンレス浴槽.. 私の自宅の風呂より小さいぐらいで、当然ながら一人しか浸かることはできない。そのため、ここの温泉では客ごとに完全な貸し切り制となっているのだ。

湯に手をつけるとかなり熱かったので、水を入れさせてもらう。この水が源泉で、相当冷たい。15〜6度といったところだろうか。
湯は無色透明で、微かに鉱臭が感じられ、茶色い湯の花も少し見られる。そして浴感はツルツルというよりはヌルヌルに近く、体にまとわりつくような感触の、珍しい泉質である。
ボイラーで沸かしながら、同時に源泉をチョロチョロと注ぎ込んで、正真正銘の掛け流しを楽しむこともできる。

薪の風呂はすぐ横にあって、板一枚で仕切られただけなので、向こうの声がよく聞こえる。入っているのは初老の夫婦のようで、「やっぱり薪の方が温まる」と話している。
そうか.. 是非もう一度来て、今度は少し待ってでも薪の方にも入ってみよう、と思う。

浴後、湯小屋の上を見ると、何とリスが走っていた.. ここは関東はもちろん、全国でも有数の「秘湯中の秘湯」と言えるだろう。温泉マニア必入の湯である。
 泉質
不明
 日帰り入浴情報
9:00〜17:00 水休 500円
 アクセス
JR横須賀線逗子駅から衣笠駅/湘南国際村行きバスで約20分、「水源地入口」バス停下車、徒歩16〜7分。

【バス停からの行き方】
逗子方面から来ると、「水源地入口」の交差点を右折する。川を渡り、左手の老人ホームを過ぎるとすぐ十字路にさしかかるので、そこを左(上り坂)に進む。
すぐに、右手に「魚の剥製館」という怪しげな建物が現れる。そのまま坂を登っていくと、右手に農家のような家があり、その先に畑の中の十字路があるので、そこを右に曲がる。
少し行くと、左手に石仏(?)が祀ってある所があるので、その手前で左に曲がる。細い急な下り坂を下りていくと、民家が1軒あるので、そこで左に曲がる。
ここからは地道になる。しばらく山道を道なりに進むと、温泉に到着!
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スパミシュラン 神奈川県の温泉

JAL日本航空 先得



バラック小屋の集まりのようだ


浴室の建物


ステンレスの家庭浴槽


廃材を燃やして薪にしている


脱衣所の怪しげな効能書き


休憩所の小屋(なんとカラオケ付き)


温泉への道は何とか車が通れる程度

 
初入湯年: 2005年
 (最終更新日: 2005年4月)