かぶと湯温泉 山水楼

神奈川県厚木市七沢2062 Tel:0462-48-0025
http://www.tanzawa.or.jp/kabu.html


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山あいにひっそりと佇む一軒宿である。私が訪れると、「今、一杯なのでお待ちください」とのこと。いくら日曜とは言え、こんな鄙びた山中の鉱泉宿でそれほど混み合うとは..と思いながら待つこと15分。前の客が出てきたので、意外と早く入浴することができた。
浴室に入って納得した。浴室は2〜3人が入れば一杯になってしまうほどの小ささである。つまり「今、一杯」とは、単に2人ほどが入浴していただけだったのだ。

最初、浴室に入った瞬間は「これで1,000円の入浴料金は、ちょっと高いかな..」と思ってしまった。石張りの小さな浴槽が1つあるのみで、たいへん質素な浴場である。
しかしお湯に浸かってみて驚いた。ツルツルというよりはヌルヌルに近いほどの肌触りである。phが10を超えるほどの強アルカリ性の泉質は、かなり素晴らしい。

しかも、ここの風呂は純然たる源泉掛け流しである。泉温17度、しかも湧出量5ℓ/分とかなり少量であるにも関わらず、加熱源泉を少しずつ掛け流している。
源泉の脇に蛇口があり、それをひねると石の上から無色透明無味無臭の源泉湯がドバドバと流れ落ちてくる。そして、そのまま湯船からオーバーフローして浴室の床を流れていく.. これは本物だ。

窓を開ければ、裏山の竹藪から涼しい風が吹き込み、露天風呂などなくても、いくらでも入っていることができる。

しばらくすると、ポリタンクを持った人が浴場に入ってきて、洗い場のカランから湯を入れ始めた。聞くと、なんとカランの湯も鉱泉(もちろん源泉!)とのこと。確かに、洗い場の湯や水も肌がツルツルする。これは本当に凄いことだ。

かぶと湯は、関東大震災で岩が崩れ、その際に湧き出した温泉であるらしい。そのため深度も浅く、地下5mほどからの湧出で、しかも自噴である。湧出量が少ない冷鉱泉でも、使い方次第で立派に源泉掛け流しを実現できるという、良い事例である。
 泉質
温泉法上の温泉 17.7度 湧出量 5ℓ/分
 日帰り入浴情報
11:00〜17:00 不定休 1,000円
 アクセス
小田急本厚木駅(厚木バスセンター)から上谷戸行きバスで約35分、終点下車、徒歩5分。
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初入湯年: 2004年
 (最終更新日: 2004年4月)