あまちゃんロケ地めぐり

 
私は朝ドラというものを一度も見たことがなかったのだが、「あまちゃん」だけは思いっきりハマってしまった。放映から既に3年。ずっと北三陸に行きたいと思っていたが、今回、ようやく念願かなっての訪問となった。
 


    東北新幹線の二戸駅からバスに乗って久慈駅に到着。

バスを降りると、目の前にあの観光協会のビルが! いきなりの大感動である。

このビル、既に取り壊されたと聞いていたのだが、まだ健在であった。良かった!
       
なんでも、駅前再開発のために取り壊されることは決まっているらしい。

しかし、久慈を訪れる観光客の大半はあまちゃんファンなので、ランドマークとも言えるこのビルを無くしてしまうというのは、いかがなものだろう.. みんなこのビルを見に来るのに..
   
       
   

この看板も残っていて良かった!

       
ちなみに、北三陸観光協会は3階(「駅前デパート」の文字の上)にあった。    

       
   

三陸鉄道の久慈駅。もちろん、我々は「北三陸鉄道の北三陸駅」と呼ぶ。

       
駅の構内。
ドラマではスタジオのセットだったので、実際にここは撮影に使われていないが、当然ながら非常に構造が似ている。
   

       
   

駅前のベンチ。
ここで、アキが東京に帰らず北三陸に残ることをユイちゃんに話した。

       
大吉が、「これがモータリゼーションの実情よ」と言っていた道路。
確かに、人はほとんど歩いていない。
   

       
   

駅の近くにある「あまちゃんハウス」。
ドラマで実際に使われたものが展示されている。

       
アキとユイちゃんがお出迎え。

中に入ってみると、多くの観光客が訪れていた。今でも、あまちゃん人気は健在のようだ。
   

       
   

観光協会長の菅原さんが作っていた北三陸のジオラマ。実物です。

       
こんなものや、    

       
   

こんなものも飾ってあった。

ちなみに、これは「北三陸を今度こそ何とかすっぺ」と読む。

       
駅近くの「まめぶ屋」で、まめぶ汁を頂く。
やっぱりこれは外せないでしょ。

思ったほど変な味ではなかった。ドラマでは「甘さとしょっぱさが口の中で緊急会議を開く」と言っていたが、ほんのりとした甘さなので、これなら普通に食べられる。
   

       
   

この建物は何でしょう?

       
実はここが、商工会長と弥生さん夫妻が経営する「ブティック今野」なのである。例の、「蛾のような服」を売っているお店..

元々は本当に洋品店だったそうだが、今は介護施設になっている。
   

       
   

あまちゃんめぐりで外せないのが、ここ「喫茶モカ」。

       
ドラマの「喫茶リアス」のモデルとなった店で、確かに内部の構造はよく似ている。
(というか、ドラマのスタッフがロケハン時にこの店を訪れ、ここを参考にしてセットを作ったとのこと。)
   

       
   

出演者やスタッフは、しょっちゅうこの店を利用していたそうで、店内にはサインや写真がいっぱい貼ってあった。

私は名物のナポリタンを頂く。
やはり、北三陸の喫茶店では、「あばずれの食いもん」であるナポリタンでしょ!

       
もうひとつの名物、たまごサンド。キョンキョンや渡辺えりさんにも大好評だったとか。

さすがに両方は一度に食べられないので、私はテイクアウトにしてもらった。
   

       
   

街の中には、今でもいたるところにこのポスターが貼られていた。

       
やっぱり、この人ですな..    

       
   

商店のシャッターには、このような絵が描かれているところが多い。

       
さて、翌日は憧れの北鉄に乗る。
(実際には三鉄ですが..)
   

       
   

この駅の風景、見覚えがありますね。

       
構内にこんなものが飾ってあった。    

       
   

ホームへの階段。

開業セレモニーの時に若春子が人を押しのけて下りてきたり、お座敷列車の時にアキとユイちゃんが駆け下りてきたり..

       
北鉄の車内。

ユイちゃんはいつも、席に座らず、この隅っこに立って本を読んでいた。
   

       
   

まず最初の目的地、堀内駅で下車する。

       
この景色、よく見ましたよね。
ここはアキの家がある「袖が浜」の最寄り駅という設定だった。ドラマの中では、駅名も「袖が浜駅」。
でも、実際の小袖海岸からは遠く、とても歩ける距離ではない。
   

       
   

この駅のホームで、ユイちゃんがトンネルに向かって「アイドルになりたーい!」と叫んだ。

私があまちゃんで一番大好きな名シーンである。

       
思えば、この時からずっと、ユイちゃんはトンネルの中にいたんだな..    

       
   

ドラマで使われていた「袖が浜」の駅名表示もそのまま残されている。

この青いベンチは、アキの「聞こえない作戦」が失敗したところだ。

       
アキが北三陸高校に初登校する朝、列車に間に合うために必死で駆け上ってきた坂。    

       
   

線路の下をくぐり、

       
この階段を上ればホームだ。
アキはここでも走っていた。
   

       
   

堀内駅の近くにある、海沿いのなだらかな坂道。

アキが海女の謹慎中に美寿々と会ったのもここだし、グレたユイちゃんとアキが仲直りしたあとに2人で自転車を走らせたのもここだ。

       
堀内は無人駅だが、駅の待合所にはノートが何冊も置いてあり、ここを訪れたあまちゃんファンが思いを綴っていた。    

       
   

次の列車までの待ち時間は2時間弱。

堀内駅から徒歩15分ほどの場所にある、「うしお」という食堂で昼食を取った。頂いたのはもちろんウニ丼!

       
三陸鉄道で写真を撮るならここ、という絶景ポイントの大沢橋梁。食堂「うしお」から見下ろすことができる。

お座敷列車の時、ユイちゃんも、「ここは北三陸随一の絶景スポットですので、写真撮影をされる方はどうぞ〜」と乗客に説明していた。

ちなみに、この橋を渡る際は、列車を一時停止してくれる。
   

       
   

車内から見た景色がこちら。

若春子とアキが東京に行く際、夏ばっぱがこの海岸で橋梁を走る列車に大漁旗を振っていた。

ドラマの中では、この大沢橋梁は袖が浜のすぐ上にあることになっていて、北鉄が畑野駅まで運転再開した際には、車内のユイちゃんと海辺のアキが手を振り合っていた。

       
次に訪れたのは島越駅。
この駅は津波で駅舎もろとも線路が流され、壊滅的な被害にあったところである。
   

       
   

震災時、トンネルに閉じ込められたユイちゃんが、トンネルから出て大吉と「言葉にできるものではない光景」を見たのが、この場所である。

大吉 「見るな、ユイちゃん、見てはダメだ」
ユイ 「ごめん、もう遅い..」

       
当時のユイちゃんと同じ場所から見た光景。

線路の右上に家が2軒あるが、この2軒だけが津波の被害を免れた。
それ以外は、たくさんの家も駅も線路も、何もかも流されてしまったとのこと..

今では駅と線路は見事に復旧しているが、周りにはまだ何もない。
   

       
   

島越から1つ戻った田野畑駅。

ここはドラマでは「畑野駅」といって、ユイちゃんの家の最寄り駅という設定だった。
アキとユイちゃんが初めて出会ったのも、ここである。(アキが夏ばっぱを手伝って車内でウニ丼を売っている時、ユイちゃんがこの駅から列車に乗ってきた。)

また、お座敷列車の終点もこの駅であった。

       
なかなか小洒落た駅舎だ。    

       
   

最終回のお座敷列車のあと、アキとユイちゃんがこの駅のホームで明るく語り合う。

アキ 「まだまだ完成しなくていいべ」
ユイ 「うん、明日もあさってもあるもんね」
アキ 「明日もあさっても、来年もある」

       
当時、この畑野駅より先はまだ復旧工事が終わっておらず、不通が続いていた。

ユイちゃんは、前方のトンネルへ入ることをアキに提案する。

ユイ 「行ってみようか? 行こ、アキちゃん」
   

       
   

実はこのトンネルこそ、震災の時にユイちゃんが閉じ込められたトンネルなのだ。

トンネルの中をはしゃぎながら駆けていく二人..
光あふれるトンネルの出口を二人が出たところで、あまちゃんの全156話は完結する。
長い長い間、ずっとトンネルの中にいたユイちゃんが、ようやくトンネルを抜け出た瞬間である。本当に良いラストシーンだった。

       
       
       
いかがでしたでしょうか。

「あれ?」と思われた方も多いかと思いますが、アキが海に潜っていた小袖海岸(袖が浜)には行きませんでした。時間の関係もありましたが、私はユイちゃん推しだったので、今回は主にユイちゃんの足跡を辿る旅となりました。


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スパミシュラン 特別編   
(2016年5月取材)   
 

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