トロピカル温泉公園

Parco Termale Tropical

Via Ruffano 26, 80070 Sant' Angelo, Ischia, Italy Tel:081-999242
http://www.parco-tropical.com/

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イタリアを代表する温泉リゾート地の「イスキア島」。ナポリから高速船に乗って約50分。ゴチャゴチャしたナポリの街とは打って変わって、きれいでのどかなリゾート・アイランドである。

島内には至る所で温泉が湧いており、ほとんどの高級ホテルには温泉を使ったスパが併設されている。
毎年7月から8月にかけて、ドイツ人を中心としたお金持ちがヨーロッパ中から集まり、夏のバカンスを楽しんでいるという。

また、「温泉公園(Parco termale)」と呼ばれる日帰りの温泉入浴施設も島内に多数点在し、その数なんと7つ! いずれもたくさんの温泉プールを持つ、広大なスパ施設である。
私は今回、ここ「トロピカル」と「ポセイドン」の2ヶ所を訪れてみた。

「トロピカル」は島の南側、Sant' Angelo(サンタンジェロ)にある。
バスを下りると、目の前に広がる素晴らしい景色に思わず息を飲んでしまう。吸い込まれるような青すぎる海、美しい海岸線と半島.. まさに、最高のリゾート地と言えるだろう。

余談だが、アランドロンの映画「太陽がいっぱい」のラストシーンが撮影されたのも、このすぐ近くの海岸であったとのこと。アランドロンが最後に「太陽がいっぱいだよ」と話す、あのシーンですね。
右の一番下の写真を見ていただきたい。これが、半島の先から陸続きになっている「サンタンジェロ島」だが、「太陽がいっぱい」のラストでも、アランドロンの後ろに、この島がしっかり映っていたことを覚えておられるだろうか..

さて、肝心の温泉について紹介しよう。
まず、受付で料金を支払う。係のおばちゃんは、やさしい英語で丁寧に説明してくれたので、だいたいの仕組みは理解することができた。

プールは受付のある建物から階段を上った丘の上にあるのだが、まずは一番奥の脱衣所へと向かう。

脱衣所のロッカーキーを借りるのに1ユーロ必要なのであるが、ここのシステムは少々複雑で、脱衣所の受付に直接行ってもダメなのだ。
ロッカーキー料金を払う専用の小屋が別にあって、そこで3ユーロを払い(うち2ユーロは保証金)、レシートを貰ってから受付で鍵を借りる、というややこしいプロセスになっている。どうしてこんなに無駄な仕組みにしているのだろうか..

水着に着替えて、いざプールへ!

ここでは、全てのプールで水着着用が必須となっており、しかもスイミングキャップをかぶることも義務付けられている。そのため日本人の感覚からすると、どうしても「温泉」という気分ではないなぁ..

あとはもう、特に決まったルールはなく、自分の好きなプールに好きなだけ入れば良い。

ここ「トロピカル」にあるプールは全部で10種類。大きなものから小さなものまで、様々なプールが用意されている。温度も、20度ぐらいの冷たいものから40度の高温浴まで揃っており、いろいろなバリエーションを楽しむことができる。

特に日本人にとっては、40度の高温浴槽があることは有難い。ただ、真夏の照りつける太陽の下では少々熱すぎるかも.. 私としては、34度ぐらいのプールがちょうど適温で気持ち良かった。

すべてのプールに無色透明の天然温泉が使われていて、その泉質はかなり強い食塩泉。海水並み、いや海水以上の強烈な塩辛さだ。
意外にも、プールサイドには温泉分析表がきちんと掲示されていた。イタリア語とドイツ語のみの表示なのでさっぱり読めないものの、「Sodio(Na+) 」の数値が非常に高く、ナトリウムの含有量がかなり多いことだけは何となく理解することができた。

「こんな外国のスパリゾートだから..」と、温泉そのものにはあまり期待していなかったのだが、黒っぽい湯の花も見られる、なかなかちゃんとした泉質であった。
これなら、温泉マニアの私にとっても、一応は満足の湯と言えるだろう。

いろいろなプールを巡っていると、「Japanese Pool」という名前の浴槽を見つけた。底に玉砂利が敷き詰められた浅い歩行浴のことで、熱めの湯と冷たい水の2つの浴槽を交互に回れるようになっている。
しかし、これが何故「日本」なのだろうか..
そう言えば、私が訪れたもう1つの温泉公園「ポセイドン」にも、同じような「日本風呂」があった。イタリアの人達は、日本人はいつもこんな風呂に入っていると思っているのであろうか..

ここでは、私のように次から次へと慌ただしくプールを渡り歩いている人はあまりいない。何せ、ここにいる人のほとんどは優雅なバカンス客なので、一日中、のんびりゆったり過ごしているのだ。
それに引き換え、私はと言うと、ナポリから日帰りの強行スケジュール..

できることなら私も、この島に何週間も滞在して、温泉に入って日光浴をしてワインを飲んで..という、リッチなバカンスを過ごせる身分になってみたいものである。
 
 泉質

強食塩泉

 
 日帰り入浴情報

8:30〜18:00 無休(冬季休業) 22ユーロ(別途ロッカー料金として1ユーロが必要)

 
 アクセス

ナポリ(ベベレッロ港、メルジェッリーナ港)からイスキア行き高速船で約50分。イスキア港(Ischia Porto)からLinea 1バス(C.Grado行き)で約50分、終点下車すぐ。
または島内一周バス(CS、CD)でもC.Gradoへ行くことができる。

 
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スパミシュラン イタリアの温泉

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これが日本風呂だ


園内には花が咲き乱れている


温泉分析表


プールから眺めるサンタンジェロ島

 
  初入湯年: 2010年
  (最終更新日: 2010年7月)