然別峡かんの温泉(閉店)

北海道河東郡鹿追町然別峡 Tel:01566-6-2848
http://shikasho.pos.to/shikaoi/sight/kanno/index.html


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温泉ファンなら知らない人はまずいない、非常に有名な秘湯である。然別峡の原生林の中にポツンと建つ一軒宿で、以前はダートの林道を10km近く走らなければならなかったが、現在では宿の前まで道路は全て舗装されている。便利になったものだ..

宿に着くと、まず目に入るのが旧館の建物。まさに「秘湯」の趣き満点で、まるで大昔にタイムスリップしたようである。 いつ自然倒壊しても不思議ではないほどの古さだが、今でも現役で使用されていて、多くの湯治客が泊まって(住んで?)いる。

ここの温泉は昔から「治らぬ病はない」と言われた霊湯で、なんと8種類もの源泉が湧いているのだ。それぞれの湯が、大中小3つの浴場と岩風呂、そして露天風呂に引かれている。各浴場は離れ離れにあるので、全部の浴場に入ろうとすると計5回、服を脱いだり着たりしなければならない..
しかしここは元々、何日も滞在する湯治客のための温泉なので、私のように全ての風呂を一度にハシゴすることなどは邪道なのであろう..
また、泉源の近くにそれぞれ浴場を設けることにより、温泉の効能を最大限に活かしているのだそうだ。なるほど、それは素晴らしい。

なお、ここの浴場は基本的に全て混浴である。こんな山奥までわざわざ来たのだから、女性も覚悟を決めて是非入っていただきたい。ただしほとんどの浴場で女性専用タイムが設定されているので、まあ安心していいだろう。

大浴場

脱衣所は男女別だが、浴室は一緒。中央に大きな瓢箪型の浴槽があって、それが「毘沙門の湯」だ。無色透明で、軽い塩味と金気臭が感じられる。
大浴場の隅にある小さな湯船は「布袋の湯」。管野の湯の中では最も泉温が低く、ぬるめである。やはり無色透明で薄い塩味が感じられ、また茶色い湯の花も多数見られる。
そしてもう1つ、大浴場の中には「恵比寿の湯」もある。これは以前「滝の湯」と呼ばれていたそうで、その名の通り、鍾乳洞のようなところから湯が流れ落ちている。この湯も微かに塩辛い。

中浴場

この浴場が最も鄙びている。壁は剥がれ落ち、天井のトタンは錆びまくって今にも崩れてきそうだ..
浴槽は2つ並んでいて、向かって左側が「不動の湯」。無色透明のきれいな湯で、金気臭と微かな塩味がある。この湯は結構熱い。
右側の湯船は「大黒の湯」で、これは昔、「オンコの湯」と呼ばれていたそうだ。泉質は「不動の湯」と似ているが、こちらは若干ぬるめであった。

小浴場

この浴場(弁天の湯)は唯一、中から鍵をかけて貸し切りにすることができる。そのため、「一回の利用は40分以内」という決まりがあるようだ。浴室は小さく、2人ほどが入れるタイル浴槽があるのみ。
湯は微かに濁りの見られる無色透明で、金気臭と塩味が感じられる。また、オレンジ色の湯の花が多数舞う、かなり本格的な湯だ。

岩風呂

新館にある浴場で、「寿老の湯」が使われている。昔は「クロレラの湯」と呼ばれる露天風呂であったそうだが、現在では内湯になっている。ただ、私が訪れた時はちょうど女性専用だったので、入ることができなかった..

露天風呂

露天には2つの湯船がある。円形の「福禄の湯」と四角形の「観音の湯」だ。ただしどちらも同じ源泉で、円形浴槽から流れ出た湯が四角形のほうに注がれる仕組みになっている。
この露天風呂、むちゃくちゃ熱い! 源泉の他に川の水も足されているのだが、それでも熱い熱い.. 熱めの湯が結構平気な私でも、10秒が限界であった。おそらく48度ぐらいになっていたのではなかろうか.. 四角形の浴槽のほうは、いくぶん温度が下がっているので何とか入ることができたが、これでも一般民間人にとっては熱すぎるだろう。
湯は土色に濁り、金気臭と薄い塩味が感じられる。また茶色い湯の花も多数見られ、管野の湯の中では最も「効きそう」だ。
露天風呂のすぐ横には滝があって、雰囲気も最高! これでもう少しぬるければ、言う事なしなのだが..
 泉質
【毘沙門の湯】 含芒硝重曹食塩鉄泉 58度
【布袋の湯】 含炭酸重曹食塩泉 35度
【恵比寿の湯】 重曹食塩泉 53度
【不動の湯】 含硼酸重曹食塩泉 56度
【大黒の湯】 含石膏食塩泉 48度
【弁天の湯】 含硼酸重曹食塩泉 42度、45度
【寿老の湯】 重曹硼酸食塩泉 53〜78度
【福禄の湯、観音の湯】 含石膏食塩鉄泉 42〜64度
 日帰り入浴情報
10:00〜17:00 無休 1,000円
 アクセス
帯広から車で約1時間30分。
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趣きのある旧館の建物


大浴場(毘沙門の湯)


大浴場(恵比寿の湯)


中浴場(不動の湯、大黒の湯)


小浴場(弁天の湯)


露天風呂(福禄の湯)


露天風呂(観音の湯)


湯治客たちのタオル

 
初入湯年: 2006年
 (最終更新日: 2006年7月)