幌加温泉 鹿の谷

北海道河東郡上士幌町幌加番外地 Tel:01564-4-2163

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幌加温泉にある鄙びた自炊宿。ただし一軒宿ではなく、すぐ隣にはもう一軒の宿「ホロカ温泉旅館」がある。周りは山、山、山.. 今どき珍しく、携帯も全く使えない。

電話で宿泊予約した際、「布団は要りますか?」と聞かれた。布団..? なんでも山登りの客が多いらしく、彼らはシェラフ持参で来るそうだ。何とも凄そうな宿だ..
この電話のこともあったので、どんなところかと恐る恐る訪ねてみると、意外や意外、むちゃくちゃ愛想の良い主人が優しく迎えてくれた。山小屋のような雰囲気を想像していたのだが、部屋は小ぎれいな8畳間で、なんと床の間まである.. 心配していたテレビもちゃんとあった。ただし、まともに映るのは一局のみ.. 他のチャンネルはボヤボヤで、見ていると目がチカチカする。

ここは素泊まりのみしか対応しておらず、食事は一切出ない。その代わり小さな共同台所や電子レンジ、冷蔵庫が用意されているので、自炊は可能。ただし幌加温泉の周辺にコンビニや商店は皆無なので、注意が必要だ。ちなみに私は、層雲峡温泉で買っておいたカップヌードルや缶詰、おにぎりなどを食した..

宿泊すると24時間いつでも入浴可能なので、私は夕方、深夜、朝と3回も入ってしまった。
ここの浴場は混浴である。脱衣所は別々だが、中に入ると一緒。一応、浴槽の1つが半分ほど板で囲われていて、どうやらここが女性専用ということのようだが、あまり意味がないように思われる.. まあ、若い女性はそんなに来ないとは思うが、もし来たらちょっときついかもしれない。

その浴室だが、驚くほど広い。そして更に驚いたことには、ここでは何と4種類の泉質を楽しむことができるのだ。入口に近いほうから順にナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシウム泉..と、3つの浴槽が並ぶ。全てコンクリ造りの素朴な湯船で、サラサラとした感触が心地良い。しかもよく見ると、温泉の成分が何層にも堆積しており、鍾乳石のようになっている。

露天風呂には硫黄泉が使われている。20mほど下に渓流が流れていて、川音を聞きながらの入浴は最高だ。周りは全て山.. 昼間は見事に緑が美しいが、夜は漆黒の闇に包まれる。この日、他に宿泊客は誰もおらず。真っ暗な中で露天風呂に浸かっていると、川の音だけが異様に大きく感じられ怖いほどであった..

いずれの湯も無色透明。ナトリウム泉とカルシウム泉は微かに塩味が感じられ、また硫黄泉は当然ながら硫黄臭が仄かに香り、白い湯の花も見られる。4つの泉質の中では、鉄鉱泉が最もクセのない湯と言えるだろう。
泉温は判らないが、手で触れないほどの高温である。そして、もちろん自然湧出の掛け流し!

これぞ北海道の秘湯の宿。まさに最高レベルの温泉だ。このような素晴らしい温泉がいつまでも残ってくれることを願う..
 泉質
ナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシウム泉、硫黄泉
 日帰り入浴情報
9:00〜21:00 無休 500円
 アクセス
帯広から国道241号線、273号線経由で約75km。
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風呂の下の渓谷


素泊まり一泊4,000円
(ただし布団なしだと2,500円!)

 
初入湯年: 2006年
 (最終更新日: 2006年7月)