岩間温泉

北海道河東郡上士幌町国有林

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層雲峡温泉と上士幌を結ぶ国道273号線から林道を12kmほど入ったところ、原生林の中にひっそりと湧く秘湯である。林道はずっと砂利道だが、比較的フラットなダートなので、一部デコボコな箇所を除けば普通車でもだいたい時速40kmでの走行が可能だ。

温泉まであと500mほどの場所に来ると、林道の行く手にいきなり川が現れる。4WDの自動車やオフロードバイクはこの川を平気で渡っていくそうだが、普通車では絶対に無理。手前の空き地に車を駐めて、あとは5分ほど歩いて行かねばならない。

まず第一の関門が川渡りである。川の流れはかなり急で、しかも結構深いので、ジーンズの裾をまくったぐらいではビショ濡れになってしまうだろう。
私は、少し下流に太い木の枝が渡してあったので、その上を這うようにして渡っていった。これがまた、ツルツルとすべりそうで怖い..

次の関門は約5分の山歩きである。道は砂利道で、距離もほとんどないので非常に楽なのだが、このあたりは北海道でも有数のヒグマの生息地.. うっかり出会うとシャレにならないので、 しっかり熊よけの鈴を付け、更に空ペットボトルをペコペコさせながら歩いた。(なんでも、熊はこの音が嫌いらしい..)

そして最後の関門が、目指す温泉の目の前。再び川を渡る必要があるのだが、そこには一本の丸太が橋としてかけられているのみ..  この丸太が細くて、しかも歩くとユサユサ揺れて怖い怖い。

3つの関門を見事クリアすれば、そこには素晴らしい温泉が待っている。露天風呂は渓流沿いに3つ並んでいて、手前の湯船は石で組まれたちゃんとしたもの。そこに、少し緑がかった乳白色の湯がとうとうと注がれている。これは素晴らしい!  苦労して来た甲斐があった。

湯は強い硫黄臭と微かな酸味があり、また白や黒の湯の花も大量に見られる。源泉はすぐ横の崖から湧き出しており、手で触れないほどの熱さだ。おそらく60度以上はあるものと思われる。そのため、川の水をホースで入れて適温にしている。

その隣には岩で囲われた大小2つの湯船がある。こちらの湯はほとんど白濁しておらず、無色透明に近い。ただし硫黄臭と湯の花は同じく凄い..  この岩風呂は、手を伸ばせば川に手が届きそうな場所にあるので、温泉で温まったあとに川に飛び込むという荒業を行なうことも可能。(もちろん私はやっていないが..)

この温泉には脱衣所も何もなく、もちろん完全な混浴だ。まさに大自然の中の野湯!  私が今までに訪れた北海道の秘湯の中でも、トップクラスと言うことができる。行程は少々ハードルが高いが、苦労してでも是非訪れるべきである。

ただし、くれぐれも熊にはご注意を!
 泉質
不明
(ただし間違いなく硫黄泉には該当すると思われる)
 日帰り入浴情報
24時間 無休 無料
 アクセス
層雲峡温泉から国道39号線および273号線で約45分、三股橋から更に林道を走ること約20分。
(国道から林道に入るところには、特に看板などは出ていない。ただし、「三股橋」という標識があるので、この名称を覚えていればまず大丈夫だ。また林道はほぼ一本道なので、迷うこともないであろう。)
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このようなダートをひたすら走る


普通車では絶対に越せない川


車を降りてこの枝の上を渡る


最後に渡る丸太橋


メインの濁り湯


川辺の岩風呂


小さいほうの岩風呂

 
初入湯年: 2006年
 (最終更新日: 2006年7月)