不動湯温泉

福島市土湯温泉町字大笹25 Tel:0245-95-2002
http://www.naf.co.jp/fudouyu/


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福島市街から車で約50分の山あいにある「土湯温泉」 。そこから更に4kmほど山奥に入ったところにあるのが、一軒宿の「不動湯温泉」だ。

温泉に向かう道は細くクネクネした山道で、しかも宿まであと2kmの地点でいきなり舗装がなくなる.. そこから先は険しいダートだ。まあ普通車でも 何とか行けるが、道は結構荒れている。
また、その山道は所々で分岐しており、もしこれで「不動湯→」の看板が出ていなければ、まずたどり着くことはできないであろう。

私は予め知っていたから良かったが、よく知らずに宿泊予約した一般のお客さんだったら、恐れをなして引き返してしまうのではなかろうか..

駐車場から少し下った山の中に、木造二階建ての宿がひっそりと建っている。その外観は、おもいっきり鄙びまくっており、しかも周りは見渡す限り山、山、山.. まさに「秘湯」そのものだ。

浴場は4ヶ所に分かれていて、そのうち1つが女性専用、残りの3つは混浴である。 私が訪れた時も、おばあちゃんの3人組が来ていて、ごくごく普通に混浴を楽しんでいた。

まず母屋の奥にあるのが「常盤の湯」だ。涙が出そうになるくらい鄙びた趣きある浴室で、そこに2人がどうにか入れる石の湯船が1つ..
ここに引かれているのは、目にも鮮やかなオレンジ色の鉄泉である。かなり濃厚そうに見えるが、入ってみると意外や意外.. サラリとした入りやすい湯で、金気臭 や鉄味すらほとんど感じられない。
注がれる湯量はチョロチョロだが、湯船に浸かるとザバーっと溢れ出し、そのまま床を流れていく。そのため、浴室内はどこも真っ茶色に染められている。

もし、この宿にこの風呂だけしかなかったとしたら、きっと私は2時間は入っていただろう.. それほど素晴らしい浴場なのだ。

「常盤の湯」から急な階段を下りていくと、少し大きめの内湯「羽衣の湯」がある。まず、この階段が凄い.. 地獄の底まで行くのかと思うくらい下りていくのだ。しかも歩くと階段全体がギシギシと揺れる..
それにしてもこの階段、下りはともかく、上りはかなりしんどい.. 「長命階段」と呼ばれているそうで、確かにこれを上れるということは、充分元気ということなのだろう。

「羽衣の湯」は、木で造られた湯小屋である。浴槽はもちろん、床も壁も天井も全て木でできており、情趣は満点!
先程の「常盤の湯」とは泉質が全く異なり、こちらに引かれているのは無色透明の単純泉。しかし単純泉とは言っても、白い湯の花が結構多く見られ、決して侮るこのできない素晴らしい湯だ。

そしてそこから外に出て、更に谷底への急な階段を下りていくと、渓流に面した岩の窪みに露天風呂がある。2人か3人ほどしか入れ ない小さな風呂だが、緑に囲まれ川音を聞きながらの湯浴みは最高である。
この露天の湯は硫黄泉。無色透明ながら強い硫黄臭を放っていて、また白や黒の湯の花も舞いまくっている..  もう何も言うことはないほど幸せだ...

私の長い湯歴の中でも、最高レベルの温泉と言うことができるだろう。こんな素晴らしい宿が、いつまでも続いてくれることを願う。
 泉質
【常盤の湯】 単純炭酸鉄泉
【羽衣の湯】 単純泉
【露天風呂】 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩-硫酸塩・塩化物泉 58度
 日帰り入浴情報
10:00〜15:00 無休 500円
 アクセス
JR東北本線福島駅から土湯温泉行きバスで約50分、終点下車。そこから先は車で15分弱。
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吾妻山麓の山中に建つ..


この佇まいを見よ


常盤の湯


延々と下りていく階段


羽衣の湯


渓流沿いの露天風呂


年季の入った分析表


駐車場にある不似合いなアーチ

 
初入湯年: 2006年
 (最終更新日: 2006年9月)